2014年11月27日木曜日

年末にむけての整理収納

気がつくと来週はもう12月。
あっという間に過ぎてしまった一年でした。
とくに9月頃から時間が急に速度を上げてラストスパートしてきたように感じます。

毎年この頃になると、クリスマスはどうするか、
年賀状を早めに準備しておきたいなあ、
年末のお掃除も少しずつやっていけばぎりぎりにバタバタしなくてすむ、
など頭の中では色々考えながらも
結局はいつもバタバタ状態。

今年もそうなのかしら...

年末に近づき、収納の仕事も忙しくなりました。
年末のお掃除の前にモノの整理をされたい方、
これを機に収納の見直しをされたい方も少なくありません。
そんなクライアントさんのお手伝いをしながら、
ああ、私もやらないと、と思う日々です。

とりあえず気になっている場所からでも、と思って
休みの日に一カ所ずつ整理をしています。

先日は、たまっていた雑誌の整理を。


今までのお仕事で関わった、取っておきたい雑誌は
ファイルボックスにそのまま入れていました。
そしていよいよ、あと一冊しか入らない状態に。
その最後の一冊が届いた段階でなんとかしないと、
とようやく決心がつきました。
これ以上入らない状態のまま、次に増えるのを待ってしまうと手遅れ。

とっておきたいページだけを切り取ってファイリングをすることに。


もっと早い段階でやるべきことなのですが、
なんとなく雑誌丸ごと一冊残したい気持ちもあって...



かなりコンパクトに3つのファイルにまとまったところで
他のものもちょちょいとまとめながら
書棚の中のレイアウトを変えてできあがり。

パッと見た目ではあまり変わりませんね。
減ったようにみえないし。
でも実は新しく始めたお仕事の書類が家具の上に
整理できずに置いたままだったを雑誌を減らしたことで
収めることができました。


 見た目は小さくても気持ち的には大きな変化。

家具の上がすっきりすることでかなり印象も変わりました。

2014年11月21日金曜日

京都での週末

先週末は京都へ行ってきました。


20数年ぶりの京都。
14年前に日本に戻って来てから、いちばん行きたい街でもあったのに
なかなかチャンスがなく、やっと実現できたこと、嬉しいです。

泊まったのはシンプルで可愛いプチホテル。
旅館とプチホテルの間と言っても良いかもしれません。


オシャレなカフェの2階に客室が5部屋あるだけ。

古い建物の特徴をそのまま生かしながら、
ちょっとしたフレンチなテイストが加わって
とても居心地の良いお部屋。


フランス人がデザインするとしたら、こんな風にやるだろうな、
と思うようなインテリア。

テレビもなく、コーヒーやお茶を作るポットなど、
無駄なものはいっさいなし。朝ご飯もないホテルです。


それでも不自由だと思わないのも京都だからかもしれません。

テレビのないホテルのお部屋は新鮮さを感じるぐらい。
第一、旅行している時は本当にテレビなんて必要なのかしら?
でも部屋にあるとついついつけてしまいますよね。
夜、寝る前とか、朝起きるとまずリモコンを手にとって
ニュースをつけたり。たいして見ているわけでもないのに。


テレビのないホテルの部屋からは、
昼間は1階のカフェの音、外を歩く人々の音など、
京都の日常を感じさせるような古い街の自然な音が聞こえ、
「京都に来たな〜」と思わせてくれます。

そして夜は周りのカフェやレストランも閉まり、
外はとても静か。

朝になると、街が少しずつ起き上がる音が聞こえてきます。
それは、京都の街と一緒に、自分も起き上がるような
とても温かな気持ちにさせてくれます。
なんだか自分はただのツーリストではなく、
今、この瞬間は街の一部であるような気持ちに。


素敵な週末でした。



2014年11月4日火曜日

ベルギーのアパート

20代半ばから後半頃に、
ベルギーで住んでいた2つのアパートの写真が出てきました。
ひとつは、Avenue Moliereという、美しい並木通りの1940年代の
エレガントな建物の中にあるアパート。


まず思ったのが天井が高かい!

そして、当時と今との自分のインテリアの趣味が
ほとんど変わっていないことに驚いたと同時になんとなく
納得、そしてなんとなくホッとした気持ちに。

軸ってそういうことなのでしょうか。
その時のライフスタイルや住んでいる環境、
流行などに多少左右されていても基本的な部分が変わらないこと。

その軸とは物であったり、あるスタイルであったり、
何でも良いのかもしれません。

私の軸というのはもしかしたら、このアンティークの食器棚なのかもしれません。
今でも、東京のダイニングルームのフォーカルポイントである
昔、薬局の商品棚として作られたガラス扉の家具。


そして変わらない、好きなもの。
リネン、キャンドル、バスケット。

 現在の住まいでのリビングのシェードも、
ベルギーのカーテンと同じ、生成り色と白のストライプリネン。
形が変わっただけで基本は一緒。

そして自分で壁にペンキを塗ることも今と変わりません。


2つ目のアパートに引っ越しをしたのは
まだリノベーションの真っ最中の時。
どうしても自分で好きなように壁を塗りたく、
大家さんに壁は塗らずにそのままの状態で貸して欲しいと説得。

この黄色い壁、当時憧れていたrag rollingといったテクニックで塗ったもの。
布をくしゃくしゃにして、ペンキを押しつけるように壁に塗るテクニック。
そうするとこんなパターンに。
ヨーロッパからは古くから使われてきた伝統的テクニックのひとつです。
天井の高い古い部屋によく似合います。

今はグレー系の色が多いですが、こういった黄色も好き。
この建物や、大きな窓から入って来る光によく似合った色でした。


アパートはブリュッセルの中心近くにある静かな住宅街。
ほぼ中心とも言えるでしょう。
でも窓の外の庭の景色を見るとそうとも思えない。
会社はここから歩いて15分。
それが小さな街の良さです。