2014年6月2日月曜日

upcycling (and downcycling)

最近、英語のサイトや雑誌でよくupcycleといった言葉を見かけます。
アップサイクルとは、古いものを更にレベルアップして再利用すること。

そこが、素材として再利用する意味を持つリサイクルとはまた違うところなのでしょう。

最近使わなくなったズボン用ハンガー。
どのようにアップサイクルできるか考えてみると
いろいろなアイディアが出て来るはずです。




















我家ではペットの写真を飾るために使っています。
普通のフレームでも良かったのですが、ちょっと変わったことをすると
面白味があって、部屋にも個性が出てきます。
捨てようと思っていたハンガーでしたので私にとっては価値はゼロに近いものでした。
それをピクチャーハンガーとして使うことで価値が上がった気持ちに。
それがアップサイクルというものです。

自分にとっての価値が上がることがアップサイクルの大切なところです。

























アップサイクルの反対がダウンサイクル。
使わなく、使えなくなってしまったものを捨ててしまう前に
もうひと頑張りしてもらうということだと私は思います。
古くなったタオルを雑巾にするのがその典型な例。
そして、昔祖母が新聞に入っていたチラシを切り、
裏面をメモ用紙として使っていたことを思い出します。
昔の人達は今の私達よりも更にダウンサイクルのノウハウがあったことでしょう。

もののクオリティーを上げて再利用するアップサイクルと違って
クオリティーを下げての再利用ということですね。
捨てても良いけれど、エコや無駄を考えて
ダウンサイクルをすることも忘れてはいけない大事なことです。


我家での大きなアップサイクル品は玄関に置いてある家具です。
(これも以前にご紹介したことありますね)
棚と棚との間隔が狭く、文庫本は入るけれど文庫本を入れるには
こんど奥行きがあり過ぎるちょっと中途半端な作りの家具でした。
機能性が低く、色も焦げ茶でものすごい圧迫感があった、
かなり昔、完全に無計画で買ってしまった家具です。


























まず、軽さを出し、部屋と馴染むように白くペンキを塗り、
棚にぴったり合ったサイズを探し、
犬の散歩グッズや玄関に置く小物を収納する家具にアップサイクル。

ネットで upcycling と検索してみるとたくさんの例を見ることができます。
テニスラケットのガットが合った部分に鏡をはめ込んだり、
調理道具で照明器具を作ったり、ドラム缶が椅子に変身していたり。
ユーモアもあっていいですね。

もちろんただ古い椅子のカバーを張り替えたり、
家具にペンキを塗ったり取手を変えるだけのシンプルな変身でも
それが自分にとってのヴァリュー(価値)が上がればアップサイクルになるのです。






















pinterestのページにもお気に入りのアップサイクルされたものを少し
集めてみましたのでぜひご覧になってみてください。

家の中にある溜め込んでいる使わないもの。
なんだかの理由で捨てられないのであればアップサイクル
もしくはけじめをつけるためにダウンサイクルが出来るか
考えてみるのも一つの方法です。