2014年5月25日日曜日

プッタネスカのパスタ

ほとんど瓶や缶詰に入っている食材だけでできてしまうプッタネスカソース。
好きなパスタソースの中ではかなりランクが高い方です。


初めてプッタネスカと出合ったのは大学の卒業祝いで母とイタリア旅行中、
ローマ在住の陶芸家、ニーノ・カルーソさんのアトリエを訪れた時のことでした。

カルーソさんからいただいた、サイン入りの小さな素焼きのタイルは
今でもあの時の想い出のものとして大切に持っています。




















その日、アトリエでお話や見学をしているとあっという間にお昼時間に。
すると若くて美しいアシスタントの女性が突然、
「ランチを作って来るのでちょっと待っていてくださいね」と立ち上がり、
アトリエの片隅にあった小さなキッチンでお料理を始めたのです。

突然のそのイタリア的なホスピタリティーに母も私も大感激。

あっという間にテーブルに運ばれたのが大きなお鍋に入ったニンニク、
オリーブ、ケーパーとアンチョビーが入ったちょっとピリ辛の
トマトソースをからめたフッジリのパスタ。




















ソースをお鍋の中でパスタとからめてからお鍋ごとテーブルへ運び、
お皿に盛りつけてくれるスタイルがまたアットホームでイタリアだなあ、
と思わせてくれました。
何も格好つけず、ごく自然に。
そしてワイングラスではなく、普通のグラスに注がれた赤ワイン。
このアットホームなおもてなしこそがたとえ初対面であっても
お客さんを自分の仲の良い友達として歓迎してくれている証でもあるのだと思います。

そのパスタは本当に美味しく、あの時の旅行で一番印象に残ったお料理となりました。
多分、たくさんの作品に囲まれた、古い建物の中にあった陶芸家の埃っぽい
アトリエの雰囲気や温かいおもてなしもまたよかったのでしょう。

今思うとまるでイタリア映画のワンシーンのよう。

そして今でもプッタネスカを作る嘆美に、あのワンシーンのを思い出します。



















お店でもよく「スパゲッティープッタネスカ」をメニューで見かけますが、
家で作るときはやっぱり、初めて食べた時の感激もあって使うのは必ずフッジリ。
美味しく、そして手早く作れるのでいつでも作れるよう、
プッタネスカの材料は必ず置いてあります。

くるくるしたスパイラル状のパスタにくるくると中までソースが絡んでとても美味しい。
これはきっと、あの美人アシスタントがマンマから教わったノウハウだったのでしょう。



2014年5月19日月曜日

ハンガーのこといろいろ

クリーニングから戻って来た服をすぐにプラスチックのカバーを取り外し、
ワイヤーのハンガーから厚みのある木製ハンガーに掛け直すようにしています。

プラスチックに入れたままでは湿気がこもりやすく、
細いワイヤーのハンガーは型崩れの原因ともなってしまうので。
それに、プラスチックがかかっていると何が中身も見辛いですよね。

ワイヤーハンガーはそのままクリーニング屋さんに次の時にお返しすると
「ありがとうございます!助かります!」と喜んでくれるので
ゴミにならず、無駄にもならず、みんながハッピーです。




















厚手のハンガーを使っていると探している服もすぐ見つかります。

クリーニング屋さんのハンガーのまましまうのは、確かに薄いから、
その分たくさん掛けられますが、多ければ多いほど洋服はつぶれ、
シワになり、型くずれの原因にも。

洋服を手でかき分けながら探すぐらいでしたら掛け過ぎかな?
と思った方が良いかもしれません。

目で見てすぐ分かる状態がベストです。

我家で使っているのはIKEAの木製ハンガー。




















洋服の掛け方は人それぞれ、ライフスタイルや自分にとっての使いやすさ、
そして洋服の量やクローゼットのデザインや大きさにもよって
皆さんそれぞれ違ってくるのだと思います。

スーツのような上下セットは、上下を同じハンガーに掛けた方が
使うハンガーの数も減り、場所もとらず、
そして分かりやすいと思う人も。私自身もそうです。

でも我家のダンナサマはまったく反対。
スーツはジャケットとズボンとそれぞれ別のハンガーに掛けるタイプ。

よく見るとジャケットとズボンを交互に掛けていることで
ジャケット同士は触れず、間にあるズボンのハンガーが
ワンクッションみたいになっているため、ジャケットをシワや
型くずれから守ってくれているのでは、と思ったりもします

でも実際に我がダンナサマがそうしている理由はそれとはまったく違い、
ジャケットを着る前にズボンを履くから
ズボンを取り出しやすくしたいだけといった単純な理由。
毎日着ているスーツなのできっとその単純さがまた大事なことなのでしょう。

自分にとって一番使いやすいやり方を見つけることが
きれいな状態を維持するために重要なポイント。

それが同じ家族でもそれぞれ違うということもあるのですね。

使っていないハンガーはポールに掛けたままにしないことだけは
家中のどのクローゼットでも守っているルールです。
無駄なスペースをとり、それも型くずれの原因になるからです。




















使っていない予備のハンガーは、クローゼットの上の棚に
ブックエンドを使って立てています。
取り出しやすく、しまいやすくてとても便利。


























冬のコートは次に着るまで半年もあるからと言って
クリーニング後はプラスチックを掛けたままにしがちですが、
これから湿気の多い夏に、ビニールに入れっぱなしでは可哀想。
埃が心配な時は通気性の良い、布の衣装カバーを掛けてあげています。
衣装カバーもいつでも使えるように、予備のハンガーと一緒に棚に、
バスケットにまとめて収納。

長年の試行錯誤もありましたが、今は結構満足しています。

2014年5月10日土曜日

ラベンダーのお引っ越し


リビングの窓際に置いていたラベンダーが最近段々とワイルドに育ってきたので
キッチンの外の小さなベランダへ移動の時期がやってきました。




リビングにとても似合っていたのでちょっと残念。
でも今は家の外を華やかにしてくれています。
ワイルドな感じのラベンダーもなかなか素敵です。



育つのもあっという間ですね。
突然2つもあった鉢植えのラベンダーがリビングのコーナーから消え
やや寂しくなってしまいました。
お花や植物がお部屋に与えるインパクトは大きいですね。

2014年5月7日水曜日

Happy organizing!






















ゴールデンウィーク中はいよいよ衣替えも無事終了。
クローゼットや引き出しの中をすっきりさせる時期になりましたね。

衣替えとはただ服を入れ替えるだけではなく、
持っている服の見直しをするきっかけでもあります。

毎シーズン、次のルールを守りながら洋服と靴の衣替えをしています。

シミや汚れの落ちない服はいくらとっておいても状態は変わりません。
ジャケットやスカーフ、ブローチで隠せば...と一瞬思うこともあっても
普段からスカーフやブローチをしないのにシミのために
自分のファッションスタイルを変えるのもどうかと思うので
悩まずに捨ててしまいます。
でも、隠したりごまかしたりするのもよいのですが、
人から見てどう思われるかより、自分がどう思うか考えることも大事なことです。

糸がほつれていたり、毛玉の多いニットともお別れ。
「ペンキ塗り用」と一瞬思ったりもするのですが、
そう毎日ペンキ塗りやDIYをしているわけでもないので
それようの服は1セットあればOK。

  形が崩れた服は処分。よれよれになってしまったTシャツを
「部屋着」として使える年齢はもうとっくに過ぎてしまいました。




















サイズが合わなくなってしまった服。
いつかまた痩せた頃には多分もうスタイルも古くなっているので
その時はその時で、がんばって痩せたご褒美として新しい服を買おうと思います。

2年の間に一度も着ていない服とはお別れです。
1年とか2年とかよく言われますが、私の場合はその時の状況を見ながら判断。
「でも捨てるのはもったいないから来年こそ着る」と自分に約束しても、
この2年間着なかったことにはなんだかの理由があるので多分来年も着ないでしょう。




















デザインが古くなった服。
これもたぶん、2年ぐらい着ていないのでは?
高かったからなかなか捨てられないということもよくあることです。
でも着ないものには価値なんてありません。
肩パッドをとれば着られるかもと思って外してみたこともありましたが、
肩の部分がよれよれで結局着られませんでした。お直しにも限界があるのでは。
さっぱりと手放すのも「やっと手放せた〜!」と意外と気持ちもすっきりするものです。

























失敗して買った服。家に帰って着てみると失敗に気付いたこと、時々あります。
お店の鏡では痩せてきれいに見えてたのに...
家にある鏡の方がずっと正直なんだな、と最近よく分かるようになりました。
いつか似合うかもと思わないで失敗を認めて誰か着てくれる人に譲ったりします。


 衣替えが終わるまではショッピングはしないこと。
まずは持っているものを把握して、何が必要なのかよく見えた段階で
新しいものを買います。昔、早い時期に夏服や靴を買ってしまい、
いざ衣替えの時に同じようなものがすでにあったことを発見。
自分の好みは変わらないため、どうしても似たようなものに目が行ってしまいます。
買う前に確認も必要ですね。
お金の無駄遣いだけではなく、収納スペースの無駄使いを防ぐためにも守るルールです。

久しぶりに春夏の服との嬉しい再開。
これからの季節がますます楽しみになってきます。