2014年1月27日月曜日

ブイヤベースに初挑戦





















魚を扱うのがあまり得意ではない私。
言い訳ではありませんが、実は母親もそうでした。
子供の頃、ニジマスを釣りによく行きましたがその時の決まり文句が
「釣ったお魚はおじさんに頭とお腹をちゃんと切ってもらってね」。
伊東の網元の家に生まれた、魚がちょっと苦手な母でした。

そして私もそれを受け継いでしまいました。
調理どころか、料理された頭付きの魚もダメ。
レストランであれば頭の上にレタスの葉っぱなど、
何かをのせて魚の顔を隠したり、家では主人に切りとってもらうほど。
それでも魚を食べるのは大好き。
自分の幼稚っぽさに飽きれてしまいます。

「そんな人がよくブイヤベースなんて作れるわね」
なんて思われても仕方がありません。

魚のあらを使って作るブイヤベースは
料理好きの主人との初のコラボレーション料理でもありました。




















だいぶ前のことですが、始めて二人で行った旅行が
ブイヤベースの本場でもあるフランスのマルセイユ。
今でもあの時のブイヤベースやブイヤベースを食べたレストランの
話をするぐらい想い出深い旅行でした。

あの老舗レストランで食べられるようなブイヤベースはできなくても、
東京の家の近くで手に入る魚介類でブイヤベースらしきものを作ってみようと
それぞれの得意分野を生かして実現することに。

魚の下処理、あらをスープ用のお鍋に入れ、
出来上がったスープをこすのは彼の仕事。
つまり、あら関係のことは全て主人にお任せ。
おかげさまで美味しいスープだしができました。
















魚のあらを扱うのが主人の得意分野というわけでもないのですが
魚料理やスープから作る料理が好きで得意のは確かです。

でも全てを主人に任せてしまうと出来上がるものはブイヤベースではなく、
和風海鮮鍋になってしまう危険性もあるので
ブイヤベースらしきものに仕上げるのが私の役割。

海鮮鍋も美味しいですけどね。

 


















小さなキッチンなのでなかなか二人一緒に料理をすることはありませんが、

二人で作った食事は特別においしかったです。

目指すゴールが一緒で、二人とも好きなことをやっていると
意外と喧嘩もしないんですね。それも新たな発見かもしれません。