2014年12月28日日曜日

窓のシェード、そしてカーテン

風邪で5日間もダウンしてしまうのは珍しいことですが、
クリスマスイブからとうとう寝込んでしまいました。

一日寝ればなんとかなるでしょう、と軽く見ていたのが大間違い。

眠れる時は良いのですが、どんなに熱があったり、
病院からもらった薬でぼーっとしていてもずっとベッドの中で過すのも退屈で、
結局毛布を持って、床暖房や陽射しでぽかぽか暖かい2階のリビングのソファで横に。

たまっている録画番組を見たり、寝たり、
絶対に風邪を直してくれると信じているお茶や
ビタミンCや栄養たくさんのレモンウォーターを
たっぷり飲みながらとりあえずと3日間、ごろごろしていました。


3日目の午前中も、ソファで一眠り。

寝ていると目の前にある南向きの窓から入って来る陽射しがまぶしいため、
シェードを下ろしていました。
ふと目を開けるとシェードのところに、不思議なシルエットが。


きゃー、やもり!

まさか、家の中?シェードの裏にへばりついているの?
とそっと覗きにいったところ、外の網戸にいました。

ホッ。

一安心。

それにしても何てリアルなシルエット。
ちょっと気持ちが悪い...

陽射しがぽかぽかしていてやもりさん、気持ちよいのかしら。

太陽が昇るとシルエットが消え、もういないかなあ、と思って
覗いてみるとまだいるではないですか。

別に外だから良いのですが、どうしてもシェードを開ける気になりません。
ソファで寝ているともろに視線の先にいるのですから。

結局一晩、我家の網戸で過し、翌日のお昼頃にまた見たら
いつの間にか消えていました。

風邪もちょっと楽になったころ。

家だけではなく、風邪で苦しんでいる私までもを守りに来ているのかしら?

そしてダウンしてから5日目の今日、
とりあえず年末にやると自分に約束をしていたことをできる限りやることに。

まずは寝室のカーテンの交換。


もう12月末なのに、未だに夏のカーテンがかけっぱなし。

夏は薄手の白いリネンのカーテン。
冬は厚手のパープルリネンのカーテン。

冬のカーテンはてろーんと床にかかるぐらい長いカーテン。
カーテンの裾と床の間の隙間がないため、お部屋の温度も違うような...
とくに床に置いたクッションで寝るボニーにとってはかなり違うことでしょう。


ベッドのシーツもはがして交換。

明日は大きな洗濯物がたくさんで大変になりそう。


今年も残るはあと3日。
もう、「まだやっていない!」とばかり思わず、
マイペースに新年の準備をしていくしかなさそうです。

2014年12月19日金曜日

年末の整理収納

 お掃除は苦手なのに整理するのが大好きとやや矛盾していますが、
とりあえず物の整理をしておけば年末のお掃除もかなり楽になると
願って今月のはじめからちょっとずつ始めてきたのもまだまだ続いています。

今週のテーマは「シンク下」。

キッチンと洗面室のシンクの下が我家ではもしかしたら
いちばんごちゃごちゃになりがちな場所。

シンク下専用の棚とか、買ったことがあるものの、どうも相性が悪い。
(相性が悪いとしか言えません。ライフスタイルや性格に合う、
合わないとか、色々あるので)
どうも、「このために」、といった決まった場所で
決まった使い方しかできないような収納グッズは苦手。
自分が持っているモノやモノの量が必ずしもそのグッズに合うとは限らず、
場所が足りなかったり、うまく収まらなかったりの繰り返しでした。
とくにシンク下が...

やっぱり持っているモノとモノの大きさや量に合わせて
考えるのがベスト。


以前から愛用しているIKEAの布の折りたたみ式収納ケースが
ここでちょうど良いサイズ。棚を入れたらぴったりと収まりました。
このケースは優れもの。どんなに買っても何故か使い切ってしまうのが不思議。

洗面室も同様。ここはお掃除やストックなど
色々なモノが混ざっているので分類しなおして再度入れ直しを。
ここはもう少ししっかりしたプスチックのカゴに。


あまり素敵な話題でもなく、美しい写真でもなくてすみません。
ちなみに、今年のクリスマスの飾りの話は妹達と共有しているブログ
Three sisters で書きましたのでぜひそちらも見てみてください!

http://yokomori.blogspot.jp


整理をしながらお掃除。

ちょこちょこと細かいところをやっているうちに自然とお掃除にもなり、
年末はいつもよりかなりのんびりできそうです。

2014年12月12日金曜日

毎日飲むお茶

ホーリーバジルとも呼ばれているインドのハーブの
トゥルシーのお茶を発見してから、イギリス式の濃くて甘い
ミルクティーを一日に飲む回数がかなり減りました。

朝は、ミルクティー。
でも今はお砂糖抜きで。


家でお昼を食べる日は、食後はトゥルシーティー。
免疫力をつけるために良いと言われていますが、
それだけではなく、気持ちをリラックスさせると同時に
いきいきとさせてくれる万能ハーブティー。
優しい味で美味しいです。


そして夜はジンジャー&レモンがミックスされたトゥルシーティーのジンジャー。
ジンジャーが喉にしみるぐらいかなり強烈なのですが、
これが疲れている時や風邪気味の時によく効くのです。
体もぽかぽかと温まって良く眠れるので毎晩飲むようになりました。


 先日、友達から日本茶をいただきました。
全国各地で作られたオーガニックの日本茶を扱っている
「サウダージ」のお茶。
それぞれのお茶もパッケージが違って、デザインが素敵。


こんど海外へ行くとにはお土産に持って行きたいようなお茶です。
ミルクティー一筋から少しお茶の世界が広がりました!

2014年12月4日木曜日

写真家の澤崎信孝さんのフォトワークショップに参加しました。

澤崎さんとは何度もお仕事をご一緒させていただき、
とても尊敬しているフォトグラファーです。
インテリアやお料理、旅の写真は本当に素敵で、
人や物、風景から、何かとてもフレンドリーなものを感じさせてくれるような
奥深い作品の大ファンでもあります。

念願の一眼レフのカメラもやっと手に入れ、
ちょうどタイミングよくワークショップのお知らせがあったので
これは参加しないと、と思って。


大学時代、写真のクラスを一学期だけ受けたことがあるのですが
まだフィルムの時代で、フィルムの現像中心でした。
しかも、25年以上も前のことなので
今回は完全な初心者の気持ちで参加。

そして最終回の3日目には、自分が撮った写真を5枚選び、
講評を受けるセッションと、会場にお茶とお菓子をセットアップして撮影。


セットアップは自由。
好きはケーキを選んで、窓の横に設置されたテーブルで撮影といった課題。


自分の番が終わり、席に戻ってケーキをいただこうと思い、
フォークで一口分を切りました。
その時、さくさくの生地、そして中身の濃厚で滑らかなクリームが面白く見え、
先ほどセットアップしたのも良かったけれど
今の状態の方がなんだかストーリーがあって面白いかも、と思って
その場でカシャカシャと数枚撮影。
たまたまテーブルが黒だったのもラッキー。


うん、こっちの方がぜんぜん面白いし、私らしいな。
写真とはそういものなのではないでしょうか。
「これだ」としっくりくることが自分にとって最も大切な写真になるのかもしれません。
タイミングとその時のシチュエーションや自分の想いなど
さまざま条件がそろうことが大切なんですね。

2014年11月27日木曜日

年末にむけての整理収納

気がつくと来週はもう12月。
あっという間に過ぎてしまった一年でした。
とくに9月頃から時間が急に速度を上げてラストスパートしてきたように感じます。

毎年この頃になると、クリスマスはどうするか、
年賀状を早めに準備しておきたいなあ、
年末のお掃除も少しずつやっていけばぎりぎりにバタバタしなくてすむ、
など頭の中では色々考えながらも
結局はいつもバタバタ状態。

今年もそうなのかしら...

年末に近づき、収納の仕事も忙しくなりました。
年末のお掃除の前にモノの整理をされたい方、
これを機に収納の見直しをされたい方も少なくありません。
そんなクライアントさんのお手伝いをしながら、
ああ、私もやらないと、と思う日々です。

とりあえず気になっている場所からでも、と思って
休みの日に一カ所ずつ整理をしています。

先日は、たまっていた雑誌の整理を。


今までのお仕事で関わった、取っておきたい雑誌は
ファイルボックスにそのまま入れていました。
そしていよいよ、あと一冊しか入らない状態に。
その最後の一冊が届いた段階でなんとかしないと、
とようやく決心がつきました。
これ以上入らない状態のまま、次に増えるのを待ってしまうと手遅れ。

とっておきたいページだけを切り取ってファイリングをすることに。


もっと早い段階でやるべきことなのですが、
なんとなく雑誌丸ごと一冊残したい気持ちもあって...



かなりコンパクトに3つのファイルにまとまったところで
他のものもちょちょいとまとめながら
書棚の中のレイアウトを変えてできあがり。

パッと見た目ではあまり変わりませんね。
減ったようにみえないし。
でも実は新しく始めたお仕事の書類が家具の上に
整理できずに置いたままだったを雑誌を減らしたことで
収めることができました。


 見た目は小さくても気持ち的には大きな変化。

家具の上がすっきりすることでかなり印象も変わりました。

2014年11月21日金曜日

京都での週末

先週末は京都へ行ってきました。


20数年ぶりの京都。
14年前に日本に戻って来てから、いちばん行きたい街でもあったのに
なかなかチャンスがなく、やっと実現できたこと、嬉しいです。

泊まったのはシンプルで可愛いプチホテル。
旅館とプチホテルの間と言っても良いかもしれません。


オシャレなカフェの2階に客室が5部屋あるだけ。

古い建物の特徴をそのまま生かしながら、
ちょっとしたフレンチなテイストが加わって
とても居心地の良いお部屋。


フランス人がデザインするとしたら、こんな風にやるだろうな、
と思うようなインテリア。

テレビもなく、コーヒーやお茶を作るポットなど、
無駄なものはいっさいなし。朝ご飯もないホテルです。


それでも不自由だと思わないのも京都だからかもしれません。

テレビのないホテルのお部屋は新鮮さを感じるぐらい。
第一、旅行している時は本当にテレビなんて必要なのかしら?
でも部屋にあるとついついつけてしまいますよね。
夜、寝る前とか、朝起きるとまずリモコンを手にとって
ニュースをつけたり。たいして見ているわけでもないのに。


テレビのないホテルの部屋からは、
昼間は1階のカフェの音、外を歩く人々の音など、
京都の日常を感じさせるような古い街の自然な音が聞こえ、
「京都に来たな〜」と思わせてくれます。

そして夜は周りのカフェやレストランも閉まり、
外はとても静か。

朝になると、街が少しずつ起き上がる音が聞こえてきます。
それは、京都の街と一緒に、自分も起き上がるような
とても温かな気持ちにさせてくれます。
なんだか自分はただのツーリストではなく、
今、この瞬間は街の一部であるような気持ちに。


素敵な週末でした。



2014年11月4日火曜日

ベルギーのアパート

20代半ばから後半頃に、
ベルギーで住んでいた2つのアパートの写真が出てきました。
ひとつは、Avenue Moliereという、美しい並木通りの1940年代の
エレガントな建物の中にあるアパート。


まず思ったのが天井が高かい!

そして、当時と今との自分のインテリアの趣味が
ほとんど変わっていないことに驚いたと同時になんとなく
納得、そしてなんとなくホッとした気持ちに。

軸ってそういうことなのでしょうか。
その時のライフスタイルや住んでいる環境、
流行などに多少左右されていても基本的な部分が変わらないこと。

その軸とは物であったり、あるスタイルであったり、
何でも良いのかもしれません。

私の軸というのはもしかしたら、このアンティークの食器棚なのかもしれません。
今でも、東京のダイニングルームのフォーカルポイントである
昔、薬局の商品棚として作られたガラス扉の家具。


そして変わらない、好きなもの。
リネン、キャンドル、バスケット。

 現在の住まいでのリビングのシェードも、
ベルギーのカーテンと同じ、生成り色と白のストライプリネン。
形が変わっただけで基本は一緒。

そして自分で壁にペンキを塗ることも今と変わりません。


2つ目のアパートに引っ越しをしたのは
まだリノベーションの真っ最中の時。
どうしても自分で好きなように壁を塗りたく、
大家さんに壁は塗らずにそのままの状態で貸して欲しいと説得。

この黄色い壁、当時憧れていたrag rollingといったテクニックで塗ったもの。
布をくしゃくしゃにして、ペンキを押しつけるように壁に塗るテクニック。
そうするとこんなパターンに。
ヨーロッパからは古くから使われてきた伝統的テクニックのひとつです。
天井の高い古い部屋によく似合います。

今はグレー系の色が多いですが、こういった黄色も好き。
この建物や、大きな窓から入って来る光によく似合った色でした。


アパートはブリュッセルの中心近くにある静かな住宅街。
ほぼ中心とも言えるでしょう。
でも窓の外の庭の景色を見るとそうとも思えない。
会社はここから歩いて15分。
それが小さな街の良さです。