2012年7月17日火曜日

夏を感じてきた日々



部屋に木漏れ日がさす朝のひと時が一日の中で一番好きな時間。
わずかな時間ですが、光の変化を見ているのがとても気持ちがいい。
この小さな木漏れ日だけが何となく周りと別世界のように見えます。
晴れた日の朝、一瞬だけその小さな別世界の中に入って朝の光を楽しむことができるとなんとなく、今日は特別に良い日になりそうだな、と思うのです。


その後、光は様々違ったな表情を部屋に与えながら
一日かけて変化していきます。
そして夕方になるとこんどはキッチン側に強い日差しが入って来るのです。
暑いけれど、なんとなく落ち着くような気持ちのよい光。
せかせかとではなく、本当はジントニックでも飲みながら、時間をかけながらゆっくり夕食の支度をしたくなるような光でもあります。

レースカーテンがないのは一日を通して光の変化を楽しむためがひとつの理由。
毎朝シェードを開けた時に部屋は一気に広く、開放的になり、
日差しで注がれる瞬間がたまらないのです。

エアコンが苦手なんため、家にいる時は窓は開けたままに。
そのため、夜寝る前まではシェードを閉めないことがほとんど。

幸いなことにリビングダイニングが2階にあるからできることです。
照明がついていても、窓の外の大きな木がほとんど部屋を隠しています。

もし見ている人がいても
「あの家の人達、なんていつも楽しそうなんでしょう」
「なんて美味しそうなものを食べているんでしょう」
と思ってくれれば嬉しいのですが...
ベルギーの街中の住宅街でも夜になってもカーテンを閉めないで
中が丸見えのおうちはたくさん。 
そんな家を通り過ぎながら同じように思うことがよくありました。

夜もだんだんと暑くなってきました。
つい先日までは掛け布団を完全に片付けてしまうのも少々不安でした。
暑くて脚で蹴り落としてしまうこともあれば、
やっぱりちょっと涼しいからと言って再び掛け直す動作の繰り返しの、
まだ完全に夏ではないのかなあ、と思わせる夜が続いていました。

でもそんな夜もしばらくはなさそう、と思って布団を片づけて代わりに大好きなリネンのブランケットが登場。触感がひんやりしていてとても気持ちが良い。


大きなベッドのブランケットをひとつ変えただけで
部屋も急に夏のベッドルームへと変身。

大したことはしなくても、少しずつ家の中が夏らしくなっていく時期です。