2011年11月13日日曜日

秋のトスカーナ


トスカーナ地方ではちょうどオリーブの収穫の時期。
オリーブの木がたくさんあるのどかな風景とは対照的に皆さん一生懸命にオリーブの収穫をしていました。


残念なことに今年のオリーブの量は例年の1/3しかない。天候があまりよくなかったそうです。

通常ならもっとたくさん実があるのに今年はちょっと寂しい感じ。でも少なくてもこの実からもしっかりオイルがつくられるんですね。

妹のナオミの友達が経営している、アグリツーリスモ・ヴァレボーナでもちょうど収穫をしていたのでちょっとだけ見学ができました。

 

ヴァレボーナは乗馬ができることで人気のあるアグリツーリスモ。ナオミがこの地域に住むことになったのも、昔フィレンツェの街に住んでいた頃、週末によく馬を乗りに遊びに来ていたのがきっかけ。一時期アルバイトをしていたこともあったり、とても長い、そして良いお付き合いをしてきました。のんびりしたアットホームな雰囲気が好きでリピーターのお客さんが多く、ナオミが行く嘆美に昔からのお友達のように「Ciao Naomi!」と声をかけてくれます。お客さんもスタッフもみんな家族のようになってしまうような素敵な場所です。

オリーブは木の下に敷いてあるネットに落としていきます。 かなりの時間をかけてゆっくり、丁寧にスタッフやアルバイトの人達、そして宿泊されているお客さんが協力し合って敷いていました。貴重なオリーブの実は一個でも失うことはできません。


2日前に収穫して搾った貴重なオリーブオイルをティスティング。 
こんにな新鮮なのは初めてです!




絞り立てのオリーブは濃い緑色でかなり濁っています。
時間が経つと緑がだんだん黄色っぽくなるのがオリーブオイルの特徴なので緑の度合いで鮮度が分かるそう。2日前に搾ったオイルはかなりの緑色でした!
パンにつけて食べるとちょっと舌がちくちくするところが搾りたてならでは。 オリーブの風味が口の中に広がって本当に美味しかったです。
「ティスティング」どころか、あまりの美味しさに次々とパンにオリーブオイルをつけて止まりません。

本来はお土産にたくさん買って帰る予定でしたが、あまりの量の少なさに今年は一本で我慢。貴重な一本になりそうだけれどあまり大事にしすぎてももったいないのでまだフレッシュさが残っているうちに早めに使ってしまわないと!




ヴァレボーナのトレードマークである馬の絵のついたラベルもかわいらしいです。