いつの間に寒くなった」と毎年言う季節になりました。
「つい先日まで半袖とサンダルだったのに...」とつぶやきながらジャケットを着、久しぶりにちゃんとした靴を履きながらつぶやいています。
冬から春になるころはあまり「つい先日までコートを着ていたのに...」と言わないのに秋になると必ず口にするのはきっと、夏は「あつい、あつい」と文句を言いながらもやっぱり寒いより暑い方が好きだからでしょうか。冬から春にかけてはこれから暖かくなる季節を迎えることをわくわくしていても夏が終わって秋になると何となく寂しくなります。
けれども毎年秋になると急に遊びの話やお誘いが増えるのです。
みなさん、夏休みがあったり、暑いから出かける気にならなかったりで夏の間はご無沙汰していたのにまるで冬眠から出てきたくまさんのように突然みんなが出てきて元気になっているのです。おもしろいですね。
今年の秋の一番の楽しみは久しぶりに行くベルギーとイタリア旅行。
トスカーナに住む妹のナオミと姪たちに会うのは２年ぶり。
「飛行機がとれたよ」とナオミに連絡した翌日、日本からの持って来て欲しい物のリストがメールでとどいた。ふりかけ、梅干し、のり、コーンスープ、ラーメン、かっぱえびせんのような食料、どこどこの頭痛薬（イタリアにはないの？！）、どこどこビタミンC（これもイタリアのじゃだめなの？！）、子供の塗り絵、シール、香りのする消しゴム（確かに、これらは日本のが一番かわいいかも）などなど。 でもナオミの気持ちはよくわかります。私もヨーロッパに住んでいた頃はお土産は普通のものが一番嬉しかったから。今では私のヨーロッパでの買い物リストはやはりスーパーで帰るものばっかり。観光やブティックでのショッピングよりもベルギーのスーパーに行くのがいちばんの楽しみなのでナオミともそう変わらないですね。
