2011年6月4日土曜日

Colour & Light


リビング/ダイニングと廊下をペンキしてからもうすぐ1年が経ちます。
去年の今頃はペンキや壁紙を選び、試し塗りしていたなー。
一発で色が決まった場所もあればしばらく試し塗りのまま、毎日見て悩んだ場所も。
悩んだからこそ、試し塗りをやって良かったと思う。
現在、一年近く経っていても選んだ色や壁紙には全く飽きていない。
それよりも色がさらに部屋やライフスタイルに馴染んできたかんじがします。

1階の玄関と廊下はFarrow & BallBlue Gray をセレクト。これはあまり悩まず、最初から自分の中で決めていた色。
廊下は狭く、窓もなく、あまり自然光が入ってこない場所なので「こんな暗くて狭いところには真っ白とか、もっと明るい色にしなくてもいいの?」と塗る前は家族や友人に言われました。

でもいいんです。

色とは短く言えば光の反射。光によって色がどのように見えるか変わってくるので「部屋が明るいから」とか「暗いから」で濃い色を使うか明るい色を選ぶのではなく、その場所でもっともきれいに見える色を選ぶことが大切だと思う。暗いから、狭いから、と言って必ずしも白が最も相応しい色とは限らない。明るい場所でどんなに奇麗な白でも、暗めの場所ではただの汚いグレーに見えてしまうこともあるかもしれない。(しつこいようですが、だから試し塗りは大事なのです!)

このBlue Grayにして暗い廊下がもっと暗くなったとは全く思いません。逆に、以前の白っぽいクロスに比べて廊下が明るくなった気がします。色がなんだか空間をいきいきさせてくれているような。

もうひとつは、廊下にあるドアをすべてつやのある真っ白のペンキで塗ったこと。多分これがブルーの見え方や明るさ、広さの感じ方に大きな影響を与えてくれているのだと思います。



そして先日ついに完成させた仕上げのフレーム。奥行き感とリズム感を出すために並べた4枚の「アート」はリフォームの際に使ったFarrow & Ballの余った壁紙。そして壁を少し濃いめの色にしたからこそ似合う真っ白なフレームを選びました。ドアと同じ、白いアクセントが増えてバランスもよくなり、より明るい空間になった気がします。





お部屋の色って「何色にする」とかそう言った問題ではなく、光をどのように遊ばせるかが最も大切なことかもしれない。 

光の反射って本当にすごいものなんだな、と思わせてくれます。