2011年5月25日水曜日

ビールとカレー

カレーって突然どうしても食べたくなる時がある。
昨日がそんな日だった。

朝起きて、朝食を食べ、雨の中の犬の散歩を住ませ、リビングにヨガマットを敷いて朝のエクササイズを始めようとした時に突然「カレーが食べたい」と理由もなく思ってしまった。まだ8時前なのに。
1時間のエクササイズの最中、カレーは頭の中から離れなかった。それどころか、何のカレーにするか考えながらのストレッチの時間になってしまった。
チキンにするか、シーフードにするか、野菜にするか...

エクササイズが終わる頃にはラム肉のローガンジョシュとレンズ豆のダールに決定。やっぱりカレーは家にある材料で作らなくちゃ!

ビールを飲みながら、ナンやご飯と一緒にゆっくり楽しむためには2種類カレーがあると嬉しい。お肉と野菜のをひとつずつ。とくにお豆のカレーは大好物。

大変そうに聞こえるかもしれないけれど意外と簡単。それぞれのカレーの香辛料の種類や量がちょっと違うため、2つのお鍋から出てくる香りも微妙に違ってなんだかわくわくしてくる。

香辛料をつぶすのがカレー作りの一番楽しい時!


左がローガンジョシュ。ヨーグルトと一緒に煮込むからラム肉がものすごく柔らかくなる。
右がレンズ豆のダール。今日のライスは雑穀米。

ビール&カレーとは、今はもうイギリスの文化になってしまった。
どんなに小さな村でも必ずあるのがインド料理のお店。日本での近所のラーメン屋さんに似たようなものなのでしょう。 飲みに行った後、日本人がラーメンを食べに行くと同じように多くのイギリス人はインディアンレストランでカレーを食べに行く。日本人は飲んだ後は汁物を欲しがるけれどイギリス人って辛いものを食べたくなるのかしら? そう言えば、ロンドンでの学生時代、夜遊びの帰りにカレーじゃなければチリソースたっぷりのトルコのケバブを食べていた記憶が。
その頃は週に2回はインド料理を食べていたかもしれない。 一人暮らしの若者達のテイクアウトメニューの定番の一つでもある。
よく考えてみると、週2回のインド料理、真夜中のチリソースケバブなど、すごい食生活ですよね。 その頃は本当に鉄の胃袋だったかもしれない。


2011年5月15日日曜日

突然の素敵なプレゼント

 週末、家でのんびりしていたところに突然の宅急便。

届いたのが画家/イラストレーターの橋本シャーンさんからの平な箱。
どう見ても中には額縁が入っているとしか思えない。

シャーンさんとは去年の10月以来でちょっとご無沙汰してしまっていました。
なので突然の小包にはかなりびっくり。

開けてみると中には奇麗なブルーの額縁に入った色鮮やかな絵。


そして一枚のお手紙。

「額の整理をしていたらだいぶん前に描いたヨロンの茶花港の絵が見つかりました。よかったらどこかに掛けてもらえませんか。ヨロン大好きヘザ―へのプレゼントです」

素敵なお手紙にちょっと涙ぐんでしまいました。

シャーンさんとは30年近くのお付き合い。 
昔は黒人のジャズミュージシャンの絵を中心に描いていたのがある時、母が「女性の絵も描いてみない?」と頼んでみた。それをきっかけに現在の絵のスタイルになったらしい。それから母の小説やエッセイのイラストを手がけながら、プライベートでも家族と仲良くさせていただいてきました。 もちろん与論島の母の別荘にも何度も遊びに来てくださって彼にとってもとても思い出深い場所でもあるのです。

シャーンさんが描く女性はみんな美しくて大人でセクシー。 不思議にいつも絵の女性に憧れたり惚れ込んでしまうのです。 数年前に彼とのコラボで行った玉川高島屋での「橋本シャーン&森瑤子展」でも、ある女性の絵に一目惚れしてしまい、開催中一日何回も彼女の前に立ち、彼女の美しい顔を見つめていたことも。 残念ながら他にも同じように惚れ込んでしまった方がいらしたらしく、ある日またいつも通り彼女の前に立つと「売却済」のシールがついていたのを見てかなりショックをうけたのを今でも覚えています!

そしてもう一つ特徴的なジャンルである風景画はいつも海の近く。南仏であったり、湘南であったり、そして与論島であったり。港や海岸沿いの町の風景はいつもその場所独特の活気や物語を感じさせてくれ、鮮やかでセンス抜群の色意使いは元気づけてくれます。


このような鮮やかな色の絵ってうちではあまり飾ったことがなかったので最初はどこに飾ろうか正直惑ってしまいました。
決まるまではとりあえず書斎の本棚の前に置いてみたところ、意外と部屋に馴染み、雰囲気を明るくしてくれたのです。
そう言えばこの本棚、母の本でいっぱい。
まるでシャーンさんの絵が自分で居場所を決めたようです。
「瑤子さんの近くがいい」と。
確かに一番相応しい場所かもしれませんね。
ということで絵のためのhome があまり深く考えずに見つかりました。
でもこの色、気持ちをハッピーにしてくる他、脳にもとても良い刺激を与えてくれそう。


2011年5月8日日曜日

To do list


連休は家でのんびりできました。

前からやろうと思っていた家のこともできてとても満足!

気づがくと昨年書いたTo do リストのほとんどの項目にチェックマークがついていました。

To do リストとは、家のことでこれからやりたいこと、やらなければ行けないことのリスト。毎日のお掃除や片づけというより、これから励むプロジェクト。 家のためにやりたいことがいっぱいあるのでいつもリストにしています。

最新のリストと過去のリスト
昨年の夏に書いたリストの14項目のうちの12項目がチェック済みになっていました。なかなか順調!この調子でこれからもがんばろうと思い、春夏に向けての新たなリストを作成。

外で過ごす時間も多くなってくるこれからの季節のための準備はたくさんある。家具のお手入れや剥がれたペンキの塗り直し。長持ちさせるにはお手入れはかかせません。

家の中でも、フレームの中の写真を取り替えたり並べ替えたりの小さなことから、壁のペンキを塗る大きなプロジェクトまでやりたいことをとりあえずリストアップ。全部すぐにできるか分からないけれどとりあえず書く。書くと忘れないし、優先順位もはっきり見えてくる。そしてドタバタしない。

終わった項目に一つずつチェックマークが入れて行くのも気持ちがいい。でもリストが終了することはない。生活をしている限り常にやることは出てくる。チェックマークが増えると同時に新たな項目も増える。新しい楽しみがまたできる、ということです。

古いリストはとっておいて時々見るようにしています。懐かしかったり、反省することがあったり、今後の参考にもなり、生活がどんどん充実していっているところや自分の成長も見えるから面白い。

10年前に書いてまだやっていないこともあります。
なかなか簡単ではないけれどいつかはやりたい、と夢見るようなプロジェクトもずっと残したまんま。

でもまだまだあきらめていません。
そのためにも古いリストもまだとってあるのです。

とりあえず今は春夏の準備から始めます!




2011年5月3日火曜日

ちょっとした貴重な楽しみ

どう見てもイギリス人の買い物カゴ
    



GWはイギリス旅行!
では残念ながらありませんでした。

与論島に暮らす父への「お助けボックス」の 買い出しのため、成城のスーパーへ行った時の買い物カゴです。





与論島って本当に美しい島。 
島の人々もとてもフレンドリーで優しいところ。

そんな美しい、天国のような島に暮らすたった一人のイングランド人にとって3つだけ大きな悩みがあるのです。

それは、

マーマレード。

おいしい紅茶。

そしてダイジェスティブ・ビスケット。

どのイギリス人にでも聞いて下さい。この3品が無いとイギリス人は生きていけないようです。

朝食には薄切りトーストにマーマレード。そしてミルクティー。
ティータイムにかかせないのがダイジェスティブ・ビスケット。

イギリス人みんなが毎日豪華なアフタヌーンティーをしているわけではありません。普通の紅茶をマグカップ一杯とダイジェスティブ・ビスケットというのが日常のティータイム。Tea and digestivesと言われるぐらい一般的。Tea break (お茶をいっぱい飲むための休憩)の定番です。日本で言えばお茶と簡単な茶菓子のようなものかな?またお茶とおせんべ?

今朝のtea breakタイム。

そんなイギリスの輸入食品はもちろん与論島のスーパーでは見つかりません。
そのため、2−3ヶ月に一度、成城のスーパーでまとめ買いをして「お助けボックス」を送っているのです。とくに高級品でもなく、イギリスであれば普通のスーパーで売っているようものですが、こういうのがやっぱり一番懐かしくて美味しいんですよね。

私も学生の頃、ロンドンで暮らしている時に母から「お助けボックス」がときどき送られてきました。私の場合、中身は梅干し、のり、インスタントラーメンやみそ汁、おせんべ、などなど。 少しでも日本人の血が混ざっている人にとっては重要なものばかり...

昨日、「お助けボックス」を与論島まで無事発送。 国内でありながら離島までは3日間もかかるので父もあとちょっとの辛抱。

成城石井に行ったついでにもちろん同じものを自分のためにも買っています。少しでもイギリス人の血が混ざっている人にとっては重要なものばかりです。

あっ!なんてお行儀悪い!
イギリスの誰もが家でこっそりやっているbiscuit dunking.
調査によるとダイジェスティブ・ビスケットがこれには一番美味しいとか?!
(注)外ではやめましょう!